whitefanglove’s blog(編集中)

自分のお出掛けした際の主に食べたものと温泉の忘備録です(現在まだ某所からの引っ越し作業中です)

Chezやまのべ (福島県下郷町)

シェフはいくつかのレストランで修行した後、あの有名な(と言いつつ私はその店知らないけど^^:)「ラ・マーレド茶屋」の総料理長を経て、生まれ故郷である福島に凱旋?帰郷し、こちらで今のお店をおこされたとのことです。

昼夜ともに完全予約制で(お任せ)コースのみ。お昼はメインが魚か肉かの3500円か魚と肉の両方になる5000円。夜は1万円のコースのみ。ただし苦手な食材があれば予約時にいえば対応してもらえます。

お昼にて訪問。3500円と5000円で前菜とかも若干変わる、、、かも?と言われたので思い残すのことにないように5000円のほうのコースを予約しておきました。

会津若松の市街地からは車で1時間ほどの郊外にあります。

たっぷり時間には余裕をもって出発したつもりなのですが、土地勘のない私、大失敗をしてしまいました。R118を走っていると、標識に”R118渋滞”、そして”大内宿に行くものは右折せよ”、みたいな案内があり、よくわかってない私は右折して、そちらに行ってしまいました。その時点で、大内宿が何かもわかってなかったのですが、大内宿って、ものすごい観光地なんですね、、、、。さきほどの渋滞の案内もR118から分岐して大内宿に向うのは渋滞してるから気をつけろという意味だったようで、素直にR118をまっすぐ走っていれば、若干の渋滞はあっても、そこから30分もあれば着いてたようです、、、。(当日のほかのお客さんの言葉)

そして右折したばっかりに、なんと、よりにもよって、その大内宿に向うルートをとってしまいました。大馬鹿。大内宿が近づくにつれて、まったく前にも後にも車は動きません。

完全予約制なので、厳密なラストオーダータイムはないのですが、夜の部の準備もあるので、午後2時までには、、、ということだったんですが、到着したのは2時30分。普通にまっすぐ行ってれば1時間だったのに3時間かかってしまいました。#土地勘ない場所では素直にカーナビの言う通りにしましょう。

電話で、こちらの状況は伝えてはいたものの、これは食事はアウトかな?と恐る恐る伺いますと、30分で食事してくれるのなら、、、ということで、生まれて初めて、これからも無いであろう?30分でフレンチのフルコースを頂くという体験をさせていただきました。

紹介する順番が逆転しましましたが、お店は林のなかのお洒落な1軒家レストランといった感じ。
お店の裏手に畑があり、ここで取れる旬の野菜がそのまま食材になっているのであろうと思います。

店内は、シェフ一人、奥様一人。お2人とも、こんな大遅刻の私たちですがニコヤカに迎えてくれました。

テーブル席は隣との1つ1つの間隔がたっぷりとられた、それでいて、数席のこじんまりとしたものです。横には暖炉がありました。ディナーでは、ここに火がともるのでしょうか。

あまりに短時間で食事しましたので、細かい内容を覚えておりません。すいません。

一口前菜。
オードブル。
本日の魚料理。
本日の肉料理。
デザート。

コーヒー。
となっております。

見た目、盛り付けは言うまでもなく、ボリュームも満点です。
味付けのほうですが、私好みの濃い目で、純粋なフレンチというよりは、フレンチには珍しく醤油?のようなソースを使っていたり、創作系フレンチにあたると思うのですが、素直に美味しいと思えるフレンチです。
フレンチはそんなに数多く行っているわけではありませんが、盛り付けが美しいから凄い、手間がかかってるから、雰囲気がいいから、で、なんとなく良い悪いを感じていて、素直に美味しいと思えるフレンチって、あまり無いように感じていたのですが、こちらは素直に美味しいフレンチですと言えるお店です。
本場の王道フレンチからは外れているのかもしれませんので、なんていうかミシュランの人だと星はもらえないのかもしれませんが、私たちは日本人なのですから、別にフランス人が美味しいと思える料理じゃなくても、日本人が食べて心から素直に、これ美味しいねと思えるフレンチなんだから、それでいいよね?と思ったりもしました。

今回は30分で調理して30分で食事するという感じでしたので、シェフのほうもじっくり100%モードの調理というわけにはいかなかったでしょうから、これは是非とも、今度こそ、じっくりとシェフの100%モードの料理を食べてみたいと思います。

こういう創作系料理って夜のほうが、さらに真価を発揮するんだろうなぁ、、、。

なんとなく、福島たればこそ、こういうお店が存在するんだろうなぁとも思います。大阪や東京だと、こういう優良店はマスコミの餌食になって天狗になるか潰れていくか。もしや、そういうのが嫌で福島に帰郷してお店を出されたのかもしれません。

興味はつきませんが、それは、またの機会に、、、。でも、再訪はいつになることやら^^;