whitefanglove’s blog(編集中)

自分のお出掛けした際の主に食べたものと温泉の忘備録です(現在まだ某所からの引っ越し作業中です)

はまなす亭 本店  (岩手県洋野町)

まっぷるに掲載されていたお店で、奥さんが”ホヤ”を食べてみたいということで行ったお店です。

三陸海岸沿いでは、ウニやホタテに加えて、ホヤも特産の1つのようで、主に南~中三陸沿いでは養殖が盛ん、北三陸では天然のホヤがよく採れるそうで、なれば目指すは北三陸に決まりでしょう。天然物は水深20~30mのところに生息しており、それなりの技術がないと入手は難しいのですが、とくに種市においては、古来より”南部潜り”と呼ばれる伝統の潜水技術が伝統産業として伝えられており、”南部潜り”を利用してのホヤ漁が盛んになっており、また、ホヤを利用した各種料理も、この辺りのいくつかのお店でいただくことができます。

当初は近くにある喜利屋さんを目指したのですが、ちょうど定休日で、同頁に載っており、おなじくホヤがメニューにある、こちらをチョイスしました。

海沿いにある種市ふるさと物産館の2Fにあり、2Fからは目の前の海が眺められます。
お店の前には、水槽があり、ホヤやウニがいっぱいいました。ウニのほうは、そのままだと、すぐに逃げ出すとのことで蓋がされております。一瞬だけ蓋を取って見せてくれました。

物産館とおいましても、さほど大きなものではなく、普通にお土産屋さんといった風情かと思います。2Fの飲食施設にしても、テーブル席と座席が数個づつで、だいたいキャパとしては20席ほどでしょうか。そのため繁盛期には待ち時間も発生します。混んでるタイミングでは、若干、お一人様では入りにくいかもしれません。

メニューは魚貝を使ったものがほとんどで、日替わり定食や軽いラーメンなどの品もございますが、もちろん?奥さんは、お目当てのホヤづくし(2200円)。そして私は、三陸の雄であるウニ、しかも高いほうの値段設定の特上ウニ丼です(3150円)。うはうはです。(?)

ホヤづくし。
ホヤ炊き込みごはん、ホヤフライ、ホヤ刺身、ホヤ網焼き、ホヤのキムチ漬け、と、サラダ、漬物、お吸物。

生のホヤは不思議な食感です。サザエと鮑の真ん中辺のような歯ごたえで、ブヨブヨでもなく、コリコリでもなく、なんとも言い難い不思議な食べ物?です。味は無味というか、噛むと中からブチュって海水が飛び出してきます。
暖めると適度な弾力と歯ごたえがでてきて、こちらのほうは、なかなか珍味であり美味でもあります。炊き込みご飯と網焼きがなかなか美味しかったですね。

特上生ウニ丼。
今、おばちゃんが目の前の調理場で殻から取り出したばかりのウニの身がいっぱい乗ってますよー。味付けとかは一切なし、そのまんまのウニのみですが、三陸の新鮮なうには、味が濃厚で、甘くて、しっかり粒が立っているタイプではなく、どちらかといえば、とろけるようにふにふにしてます。口のなかに入れると、すっと溶けていき、あとに、ウニの旨みと香りがいつまでも口のなかから離れません。

出来たら、”特”ですので、ご飯が見えないくらいウニを盛って欲しかったなぁ。いろいろなところでウニは食べておりますが、雑誌とかで見る、ご飯は見えないくらいに盛られたウニ丼というものを実際にはまだ見たことがございません。何処に行ったら食べれる(見れる)んだろう?

後日、ネットで検索してみた感じ、通常と特上のウニ丼は、ご飯とウニのバランスは同じくらいですが、器のサイズそのものが違うようです。