whitefanglove’s blog(編集中)

自分のお出掛けした際の主に食べたものと温泉の忘備録です(現在まだ某所からの引っ越し作業中です)

元祖 むらさき  (秋田県大館市)

秋田の郷土料理の代表といえば、なにはなくとも、きりたんぽ鍋ではないでしょうか。秋田に来たのですから、きりんたんぽ鍋を本場の専門店で食したいと思うのは当然というもの。

事前調査しまして、こちらの、むらさきさんが県外のみなさんにも地元のかたにも評判が良いようなので、こちらに決定。行ってきました。

言わずもがなの、きりたんぽのご紹介です。
本場は秋田の県北にあたる大館地方で、昔からこの地方の人々は、炭焼きや狩猟のため山にこもるとき、保存のために杉で作った串にご飯を細長く巻き付けて炭火でこんがりと焼き、山で仕留めた雉(キジ)や山鳥、手近な山ごぼうやキノコなどと煮込んで食べたことから始まったといわれ、その美味なことは広く知られています。(お店のパンフレットより)

やはり大館といえば比内地鶏でも有名ですので、このマタギ(漁師)料理が、比内地鶏と、さらに同じく秋田名物のきりたんぽを組み合わせて、きりたんぽ鍋として完成されたのではないかと思います。

立地は大きな通りに面しております。入り口は通りからみて反対側にあり、駐車場はお店からすこし行ったところに3台分ほどあります。近くに桜の並木があり、行ったときは、ちょうど満開で非常に綺麗でした。

店内に入るとバリバリの秋田弁のご夫婦?が迎えてくれます。

メニューとしては、きりたんぽ鍋、と、比内地鶏や郷土料理の一品物、それから、きりたんぽ鍋とさきほどの一品料理をちょこっとづつ食べることのできる、きりたんぽどんぶりというお得なセットもございます。

なお、同グループ内で、きりたんぽ鍋ときりたんぽどんぶりの混合は遠慮して欲しいとのこと。

いろいろ考えて、以下のものを注文。

きりたんぽ鍋(2100円)、たんぽ1本追加(値段忘れた)、比内地鶏ステーキ(1890円)、ハタハタ寿司(530円)、〆のうどん(300円)。

きりたんぽ鍋の1人前の具には、たんぽ、比内地鶏、ネギ、セリ、まいたけ、ごぼう。調理から取り分けまで女将さんがおこなってくれます。

基本的に、きりたんぽ鍋の旨さは、だしの素でもある比内地鶏の旨さといってもよく、比内地鶏からとったスープの表面に本物の証、黄色い脂が浮いています。あっさりでもなく濃厚すぎることもなく、ほどよい加減の良いだしです。絶品の比内地鶏のだしが、炭火で表面を炙った、きりたんぽにじっくり染み込み、まさに秋田の領土料理の代表格にふさわしい美味しさになっております。

〆のうどんは比内地鶏の卵付きで、卵とじのようにして、いただきます。今までのいろいろなだしが凝縮された最後のスープのせいか、本品の鍋よりも、こっちのほうが、さらにスープが美味しかったです。

比内地鶏ステーキ。モモとムネの2種類の部位をかなり濃い目のバター醤油で味付けしております。モモのほうはプリプリでしゃきしゃき。ムネのほうは、ザクザクとした歯ごたえで、それでいて、しっとりとした印象。それぞれ異なる味わいを楽しむことができます。これでも比内の歯ごたえは楽しめましたが、ちょっと味付けが濃すぎるような気がしたので、塩焼きのほうをチョイスしたほうが比内地鶏の肉汁の旨みをもストレートに堪能できたかもしれません。

ハタハタ寿司。発酵食品ですので、もっと、ぬっちゃとしたものを想像していたら、歯ごたえがあり、意外にしっかりしたもの。発酵は軽めにしてあるのでしょうか。

きりたんぽ鍋をいただくのは、これが始めての経験ですので、他の比較はできないのですが、秋田の味を堪能させていただきました。

一品ものは、ややお値段が高いように感じましたので、きりたんぽ鍋以外にも、いろいろ食べたい人は、きりたんぽどんぶりにされたほうがいいかもしれません。

お値段的には、地元のかたはそんなに利用しないんじゃないかなぁ?と思っていたのですが、意外に?私ら以外は、みなさん、秋田弁バリバリの常連さん?ばかりで、地元でも評判のお店なのだろうなぁと思いました。

ホームページを通じての通販も可能のようです。