whitefanglove’s blog(編集中)

自分のお出掛けした際の主に食べたものと温泉の忘備録です(現在まだ某所からの引っ越し作業中です)

山の寿司 (青森県青森市)

青森市中央卸売市場の中にあるお寿司屋さんです。
ちょっと不安だったので、当日に電話して、一般観光客だけど食べに行ってもいいか?と聞いて、どうぞどうぞとのことで、行ってきました。

ちなみに、このとき、日本最強の酸性温泉である玉川温泉に入った後で、体中がヒリヒリしてました。(意味なし)

門のところに関係者以外立ち入り禁止とあり、さらに入り口のところに守衛所があったりするので、ガードマンさんに恐る恐る、そこの寿司屋に行きたいんだけど、、、と聞いて、どうぞどうぞとのこと。

駐車場は、、、、そのあたり一帯。

窓には簾のようなものが垂らされていて中の様子はまったくわからず、入り口のところをしばしウロウロと数往復の後、意を決して突入。
中は予想を遥かに超えて?綺麗に整えられた清潔な店内。愛想の良さそうなご夫婦がお出迎え。+すでに出来上がっている酔っ払いの近所のおじちゃん。

カウンターに座ります。というか、この店、カウンターに座らないと、行った意味がない。
と言いつつ、テーブル席は、、、あったかどうか記憶がない。

メニューは、、、一番高いのでお任せ3000円、あと、いくつかのランクがありーの、丼ものもありーの、単品握りありーの、で、その中から、青森の寿し(1700円)を注文。

今回は大将との会話&メモ書きに専念して、写真は撮りませんでした。いちおう聞いたら、写真ウェルカムだーっ、何なら一緒にみんなで集合写真でも、とか訳のわかんないこと言ってました。でも黙って撮ったらダメよ。

鮑、赤貝、雲丹、大間産大トロ、ホタテ、穴子、ヒラメ、スジコ、卵、ズワイガニ、数の子、と11巻で1700円。内容もすごいけど値段もすごいっしょ?どうですか。

東京赤坂で修行経験のある大将のシャリはふんわり。箸で強く摘むとハラハラと崩れます。
おそらく江戸前流のしっかり仕事をした寿司も握れるとは思いますが、ご本人も自ら、ここでは下手に手を入れないほうが旨いんだと仰る通り、仕事は必要最小限にして、魚の美味しさを全面に出しておられます。

ちなみに1巻提供ごとに大将のいろいろな薀蓄タイムがあります。黙って聞くべし!

全部挙げてると切りがないので、とくに印象に残ったもの数点ピックアップ。

ホタテ。肉厚で柔らかさとほどよい弾力。口のなかに入れると広がる甘み。こんなに甘くてほっこりしているホタテを食べたのは初めてのような気がする。

大間産大トロ。美味しくないわけがないです。だって大間ですよ、大間。(^^;
時期的に冷凍ものではありますが、奥さんは今まで食べた大トロで一番美味しいと言っておりました。

これらに限らず、基本的にネタはいずれも最上に近いくらい質の良いもの。青森だからというよりは大将の魚をみる目利きが良いのだと思う。また全般にネタはプリプリとした弾力感のあるネタよりも、ほんわり柔らかく甘い身のものが多く、そのようなものを選んでいるのではないかと思います。

追加で、ヤリイカキングサーモン(ますのすけ)、ミル貝、鉄火巻き。

これだけ最上に近いネタを腹いっぱい食べても2000円ちょっと。

最初から飛ばしてきた大将の薀蓄も段々に気合が入ってきて?そのうち嘘か本当かわからない(たぶん、ほとんど嘘^^;)、若い頃の武勇伝や思い出話など、もう誰か止めてくれー状態になってきます。
たまに隣にいた酔っ払いのおじちゃんと奥さんが突っ込み入れますけど、華麗にスルーされます。

たぶん止めないと永遠に喋り続けそうなので、どこかでタイミングみて、脱出しましょう。
まだまだ喋り足りないんだけど、、、と言わんばかりの大将の表情を見ながら、ごちそうさまでした。また来ます。(^^;

 

PS また来ます、、と言いながら、やはり青森は遠くて、なかなか行けなかった間に、閉店になってしまったようです。

あぁ、もう、あの大将のトーク、、、もとい、寿司はもう食べれないのだろうか?T_T