whitefanglove’s blog(編集中)

自分のお出掛けした際の主に食べたものと温泉の忘備録です(現在まだ某所からの引っ越し作業中です)

きのこの舘  (奈良県吉野郡東吉野村)

奈良の西吉野のほうへ、てくてく向うとあります、きのこ料理のお店です。

お店のすぐ横がきのこの栽培場になっており、きのこの店頭販売や通販もやっております。
駐車場は、あるようなないような、その辺一帯です。

扉をはいりますと、中央に囲炉裏。周囲をぐるっと囲むようにカウンター(カウンターと呼ぶのが正しいのかどうか?)席があります。その奥には生簀があり、あまごや、季節によっては鮎が泳いでおります。

メニューのほうは、店名の通り、きのこを中心とした料理がメインになり、一品ものから各種きのこ料理が楽しめるコース料理まで、また、さきほどの生簀の中にいた、あまごや鮎の川魚料理、地鶏料理、季節によってはジビエ料理も楽しめるようです。

きのこフルコースB(3000円)。
きのこ網焼き、椎茸刺身、椎茸味噌焼き、エリンギキンピラ、しめじの酢の物、きのこの佃煮、大根もち(しめじ入り)、きのこご飯、きのこ汁、デザート、ドリンク。それと肉料理か魚料理が一品(何にするか選択可能)。今の季節にふさわしく、鮎の塩焼きをチョイスさせてもらいました。という、各種きのこ料理尽くしのきのこフルコースとなっております。

ここ以外ではあまりお目にかかれないものとしては、きのこの刺身。味は無味に近く、驚きの味!というわけではありませんが、すぐ横で温床栽培している、こちらだからこそ、刺身できのこを食べれるということで価値のある1品だと思います。

一品選択しました鮎の塩焼きは、注文があると、横の生簀からすくって、そのまま串刺しにして焼き上げます。目の前ですくってリアルタイムですと、ちょっと、鮎さんの直後の光景を思い浮かべると、せつない感じもございますが、柔らかくほっこりとした身に、一点の臭みもなく、清流のなかの鮎をそのまま食べているような、そんな感じを覚えます。

このBコースとほぼ同内容で、肉・魚の一品料理が付かないAコース(2000円くらい)もございます。

青山高原鶏丼(800円)。
以前きたとき、青山高原鶏の焼肉を食べて、弾力あり、香りよしで、ものすごく美味しかったので、今回は丼のほうを注文してみたのですが、丼ですと、肉ときのこが一緒くたになって、やや食感に劣るようでした。鶏さんは、こちらでは焼肉形式で食べるほうが美味しいかなぁ。

全般に味付けは田舎料理+家庭料理といった感じ。

同じ奈良のきのこ料理のお店として、学園前の創士庵さんと比較して、独創性やアーティステック感では創士庵さんに軍配があがりますが、素朴で安心できる味わい+自然のなかのゆったりした雰囲気という、こちらのお店へのチョイスも悪くないと思います。