whitefanglove’s blog(編集中)

自分のお出掛けした際の主に食べたものと温泉の忘備録です(現在まだ某所からの引っ越し作業中です)

釜竹 (大阪府羽曳野市)

羽曳野エリアのみならず大阪でも有数のうどんの名店『釜竹』さんです。

これまで、あまり、関西では美味しいうどんに出会えてなくて、正直、大阪に讃岐に匹敵するような、美味しいうどん屋なんてないんじゃないのかなぁ?と半信半疑&これで駄目なら、もう、どこ関西では行っても駄目っしょ、とか思いながら訪問しました。

お店はビルというかマンションというか1Fの飲食店がいつくかあるテナントの1つ。屋号とかも出てなくて、ナビで指示している目の前までいっても、さっぱりわかりません。噂の?”パジャマお断り”の文字をみて、ここだとわかりました。

それくらい、まったくお店の目印らしい目印はありません。
駐車場はお店のあるビルの横の路地を入った、手前から2番目の駐車場に4台分契約されております。お店の人気からするとエマージェンシー的になりますが、それでも、まったく用意してないお店とは全然違います。早くいけば駐車場はある、というのは、やはり安心感です。

11時に行きましたが、その時点で駐車場は1台停まっていて、残り3台分開いており、店内も2組。その直後に、どんどこ、お客さんはやって来て、お店のなかは大行列。このあたりの時間がすっと食べれる境目くらいかもしれませんね。

いちおう営業時間は~15:00までとなっているようですが、麺が無くなり次第閉店なので、混雑ぶりも合わせて早めに行くほうがよいでしょうね。
遠方からくる方は電話で取り置きの予約可との書き札ありました。

5、6人くらいのカウンターと、テーブル席が5、6テーブルほど。
入り口のところには販売用の鰹節が置いてあります。
カウンターのすぐ横では麺をリアルタイムで打つ姿がみられます。

メニューは、釜揚げうどん(750円)、ざるうどん(800円)の2種類のみ。それぞれ+100円で大盛。釜揚げうどんは太麺。ざるうどんは太麺、細麺を選べます。
お酒を注文した場合は、ほかにツマミが一品あるよう。

以上のシンプルなもの。

釜揚げうどん、ざるうどん(細麺)を注文。どちらも大盛りで。 

注文すると、まずは、薬味が目の前に置かれます。天かす、生姜、葱。 

それから、つゆ。釜揚げのは、湯気をひゅーひゅー立てながら、大きなとっくりに入れられて、ざるうどんのほうは小さめのお瓶に入れられて出てきます。

まずは、ざるうどんのほうを何もつけずに、そのまま食べてみます。
、、、、と、これは?
よく小麦が香るなんて表現をしますが、これはまさにその通り。ほんのりと甘く、ふわっと口のなかに小麦の香りが一気に広がっていきます。そして、ものすごい歯ごたえと弾力感で、つるつるしこしこ。 

釜揚げうどんのほうも、お湯に反射して表面がキラキラ光って、とても綺麗。ややねじれが入った、こちらも、もっちもちでつーるつる。素晴らしい弾力感です。こしの加減も、他のレビューで硬すぎる?という感想があるのが信じられないくらい、硬すぎることなく、こしと弾力の、中心部までギリギリのベストバランスのよいあんばいです。

おつゆのほうは何も入れずに飲んでみると、鰹節のたっぷり効いたお上品な味ですが、うどんと一緒にいただくと、これが、さきほどのお上品というイメージは飛んで、荒々しくも自分をしっかり主張し、かつ、うどんも主張してくれる素晴らしいバランス。
釜揚げうどんのつゆのほうがより深みがあり、濃いように感じたのは温度のせいかな?

薬味の、天かす、生姜、葱を入れると、さらに複雑で奥の深いに味になり、破壊力がどんどん上がっていて、うどんを食べる手がとまらなくなります。

すでにお腹いっぱいでしたが、心のなかから沸き起こる欲望を止めることはできず、さらに釜揚げうどんを追加注文しました。薬味は新たに取り替えてくれました。

釜揚げうどん、ざるうどん細麺、つゆ、薬味、すべてが素晴らしいです。
すいません、関西のうどんを舐めてました。脱帽です。
以前、讃岐でうどん巡りしたことありますが、何百もある全ての讃岐うどんの店に行ったわけでもないのですし、好みもありますが、味だけでみたら讃岐を超えていると思います。こんなに麦の味のするうどんは讃岐には無かったです。

まぁ、讃岐とは値段の違いはありますが、小麦を使った芸術作品だと言っても良いのではないかと感じました。

 

PS 私の思う限り日本一のうどん屋さんでしたが、2014年に配転しましたT_T